貨車の色にも意味があった・追補【1】

国鉄貨車の黒は、汚れを隠し、補修を簡略化するための“沈黙の合理性”でした。だが、時代が動き、輸送の形が変わると、青15号や淡緑3号といった“異色”が現れます。それは単なる塗装ではなく、物資別適合輸送という新たな思想の象徴。黒に埋もれた貨車たちの中で、色を持った車両は、輸送の未来を静かに語っていたのです。