演技=行動するからだ

野口先生と親交のあった竹内敏晴先生は、著書『ことばが劈(ひら)かれるとき』の中で、 『食べたいものを見た瞬間に、「思わず、知らず」手が出ている、つまりからだの内に動くものを感じる(意識する)より前に行動が始まっているわけだ。言いかえれば「もの」に手が吸いつけられてゆくのであって、からだの内から動き出…