防人の歌(2)・・・巻第20-4321~4323

訓読 >>> 4321畏(かしこ)きや命(みこと)被(かがふ)り明日(あす)ゆりや草(かえ)がむた寝む妹(いむ)なしにして 4322我が妻はいたく恋ひらし飲む水に影(かご)さへ見えてよに忘られず 4323時々の花は咲けども何すれぞ母とふ花の咲き出来(でこ)ずけむ 要旨 >>> 〈4321〉恐れ多くも大君の仰せを承って、明…