大和の国のこころ、万葉のこころ
id:yukoyuko1919
小松が末に沫雪流る・・・巻第10-2314
訓読 >>> 巻向(まきむく)の檜原(ひばら)もいまだ雲居ねば小松が末(うれ)ゆ沫雪(あわゆき)流る 要旨 >>> 巻向山の檜林にまだ雲もかかっていないのに、松の梢のあたりから沫雪が流れ飛んでくる。 鑑賞 >>> 『柿本人麻呂歌集』から「冬の雑歌」1首です。『万葉集』には題詞に人麻呂作とある歌が80余首あり、…