大和の国のこころ、万葉のこころ
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三重に結ふべく我が身はなりぬ・・・巻第13-3272~3273
訓読 >>> 3272うち延(は)へて 思ひし小野(をの)は 遠からぬ その里人(さとびと)の 標(しめ)結(ゆ)ふと 聞きてし日より 立てらくの たづきも知らに 居(を)らくの 奥処(おくか)も知らに にきびにし 我(わ)が家(いへ)すらを 草枕(くさまくら) 旅寝(たびね)のごとく 思ふ空 苦しきものを 嘆く空 過ぐ…