妹が踏むらむ地にあらましを・・・巻第11-2692~2694

訓読 >>> 2692夕凝(ゆふこ)りの霜(しも)置きにけり朝戸出(あさとで)にいたくし踏みて人に知らゆな 2693かくばかり恋ひつつあらずは朝に日(け)に妹が踏むらむ地にあらましを 2694あしひきの山鳥(やまどり)の尾の一峰(ひとを)越え一目(ひとめ)見し子に恋ふべきものか 要旨 >>> 〈2692〉夕方のうちから降…