七日降らば七夜来じとや・・・巻第10-1915~1918

訓読 >>> 1915我が背子(せこ)に恋ひてすべなみ春雨(はるさめ)の降るわき知らず出でて来(こ)しかも 1916今さらに君はい行かじ春雨(はるさめ)の心を人の知らざらなくに 1917春雨に衣(ころも)は甚(いた)く通らめや七日(なぬか)し零(ふ)らば七夜(ななよ)来(こ)じとや 1918梅の花散らす春雨(はるさめ)…