若草の新手枕をまきそめて・・・巻第11-2542

訓読 >>> 若草の新手枕(にひたまくら)をまきそめて夜(よ)をや隔てむ憎くあらなくに 要旨 >>> 新妻の手枕をまき始めて、これから幾夜も逢わずにいられようか、可愛くて仕方ないのに。 鑑賞 >>> 「若草の」は「新手枕」の枕詞。「手枕をまく」は、腕を枕にして寝る、共寝するという意味です。なお、結句の「憎…