水死者を見て詠んだ歌・・・巻第13-3336~3338

訓読 >>> 3336鳥が音(ね)の 神島(かしま)の海に 高山(たかやま)を 隔(へだ)てになして 沖つ藻(も)を 枕(まくら)になし 蛾羽(ひむしは)の 衣(きぬ)だに着ずに いさなとり 海の浜辺(はまへ)に うらもなく 臥(ふ)したる人は 母父(おもちち)に 愛子(まなご)にかあらむ 若草の 妻かありけむ 思(お…