蜻蛉羽の袖振る妹を・・・巻第3-376

訓読 >>> 蜻蛉羽(あきづは)の袖振る妹(いも)を玉くしげ奥に思ふを見たまへ我(あ)が君 要旨 >>> とんぼの羽のように薄く美しい袖をひるがえして舞うあの子を、私は秘蔵の思いでいとしく思っているのです、よくよく御覧になって下さい、我が君よ。 鑑賞 >>> 湯原王(ゆはらのおおきみ)が宴席で詠んだ歌で、…