天霧らひ日方吹くらし・・・巻第7-1229~1231

訓読 >>> 1229我(わ)が舟は明石の水門(みと)に漕ぎ泊(は)てむ沖辺(おきへ)な離(さか)りさ夜(よ)更けにけり 1230ちはやぶる金(かね)の岬を過ぐれどもわれは忘れじ志賀(しか)の皇神(すめかみ) 1231天霧(あまぎ)らひ日方(ひかた)吹くらし水茎(みづくき)の岡(をか)の水門(みなと)に波立ちわた…