彼方の埴生の小屋に・・・巻第11-2683

訓読 >>> 彼方(をちかた)の埴生(はにふ)の小屋(をや)に小雨降り床(とこ)さへ濡(ぬ)れぬ身に添へ我妹(わぎも) 要旨 >>> 人里離れたこの粗末な埴生の家に、小雨が降り床まで濡れてしまった。妻よ私に寄り添ってくれ。 鑑賞 >>> 「寄物陳思(物に寄せて思いを述べた歌)」で、雨に寄せての歌。「彼方」…