誰そかれと我れをな問ひそ・・・巻第10-2239~2243

訓読 >>> 2239秋山のしたひが下(した)に鳴く鳥の声だに聞かば何か嘆(なげ)かむ2240誰(た)そかれと我(わ)れをな問ひそ九月(ながつき)の露(つゆ)に濡れつつ君待つ我(わ)れを2241秋の夜(よ)の霧(きり)立ちわたりおほほしく夢(いめ)にぞ見つる妹(いも)が姿を2242秋の野の尾花(をばな)が末(うれ)…