磨ぎし心をゆるしてば・・・巻第4-672~674

訓読 >>> 672倭文環(しつたまき)数にもあらぬ命もて何かここだく我(あ)が恋ひわたる 673まそ鏡(かがみ)磨(と)ぎし心をゆるしてば後(のち)に言ふとも験(しるし)あらめやも 674真玉(またま)つくをちこち兼ねて言(こと)は言へど逢ひて後(のち)こそ悔(くい)にはありといへ 要旨 >>> 〈672〉ものの数…