大和の国のこころ、万葉のこころ
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うはへなき妹にもあるかも・・・巻第4-690~693
訓読 >>> 690照る月を闇(やみ)に見なして泣く涙(なみだ)衣(ころも)濡らしつ干(ほ)す人なしに 691ももしきの大宮人(おほみやひと)は多かれど心に乗りて思ほゆる妹(いも) 692うはへなき妹(いも)にもあるかもかくばかり人の心を尽(つく)さく思へば 693かくのみし恋ひや渡(わた)らむ秋津野(あきづの)に…