大伴熊凝(おおとものくまごり)の死・・・巻第5-886~891

訓読 >>> 886うち日さす 宮へ上ると たらちしや 母が手離れ 常(つね)知らぬ 国の奥処(おくか)を 百重山(ももへやま) 越えて過ぎ行き 何時(いつ)しかも 京師(みやこ)を見むと 思ひつつ 語らひ居れど 己(おの)が身し 労(いたは)しければ 玉桙(たまほこ)の 道の隈廻(くまみ)に 草手折り 柴取り敷きて 床…