六月の地さへ裂けて・・・巻第10-1995

訓読 >>> 六月(みなづき)の地(つち)さへ裂(さ)けて照る日にも我(わ)が袖(そで)干(ひ)めや君に逢はずして 要旨 >>> 六月の、地面さえ裂けて照りつける日射しにも、私の着物の袖は涙で乾くことがありません。あなたにお逢いできないので。 鑑賞 >>> 作者未詳の「日に寄せる」歌。ここの六月は旧暦で、…