袖を笠に着濡れつつぞ来し・・・巻第12-3123~3124

訓読 >>> 3123ただひとり寝(ぬ)れど寝(ね)かねて白栲(しろたへ)の袖(そで)を笠に着(き)濡れつつぞ来(こ)し 3124雨も降り夜(よ)も更(ふ)けにけり今さらに君 去(い)なめやも紐(ひも)解き設(ま)けな 要旨 >>> 〈3123〉たった一人で寝てみたけれど、恋しくて寝るに寝られず、袖をかざして笠代わり…