長谷の五百槻が下に・・・巻第11-2353~2354

訓読 >>> 2353長谷(はつせ)の五百槻(ゆつき)が下(もと)に吾(わ)が隠せる妻 茜(あかね)さし照れる月夜(つくよ)に人見てむかも 2354ますらをの思ひ乱れて隠せるその妻(つま) 天地(あめつち)に通り照るともあらはれめやも [一云 ますらをの思ひたけびて] 要旨 >>> 〈2353〉長谷の、槻の木の繁った下に…