託馬野に生ふる紫草・・・巻第3-395

訓読 >>> 託馬野(つくまの)に生(お)ふる紫草(むらさき)衣(きぬ)に染(し)めいまだ着ずして色に出(い)でにけり 要旨 >>> 託馬野(つくまの)に生い茂る紫草で着物を染めて、未だに着ていないのに、もう紫の色が人目に立ってしまいました。 鑑賞 >>> 笠郎女(かさのいらつめ)が大伴家持に贈った歌。笠…