心には忘るる日なく思へども・・・巻第4-646~649

訓読 >>> 646ますらをの思ひわびつつ度(たび)まねく嘆く嘆きを負(お)はぬものかも 647心には忘るる日なく思へども人の言(こと)こそ繁(しげ)き君にあれ 648相(あひ)見ずて日(け)長くなりぬこの頃はいかに幸(さき)くやいふかし我妹(わぎも) 649夏葛(なつくず)の絶えぬ使(つかひ)のよどめれば事(こと…