向つ峰に立てる桃の木・・・巻第7-1354~1356

訓読 >>> 1354白菅(しらすげ)の真野(まの)の榛原(はりはら)心ゆも思はぬ我(わ)れし衣(ころも)に摺(す)りつ 1355真木柱(まきばしら)作る杣人(そまびと)いささめに仮廬(かりいほ)のためと作りけめやも 1356向(むか)つ峰(を)に立てる桃(もも)の木(き)成(な)らめやと人ぞささやく汝(な)が心…