娘子が僧を揶揄した時の歌・・・巻第3-327

訓読 >>> 海神(わたつみ)の沖に持ち行きて放(はな)つともうれむぞこれがよみがへりなむ 要旨 >>> 海神のいます沖に持って行って放してやったとしても、どうして、これが生き返ることがありましょうや。 鑑賞 >>> ある娘子たちが、通観法師(伝未詳、ただし僧)に干し鮑(あわび)を包んで贈り、ふざけて祝願…