千江の浦廻の木積なす・・・巻第11-2724

訓読 >>> 秋風(あきかぜ)の千江(ちえ)の浦廻(うらみ)の木積(こつみ)なす心は寄りぬ後(のち)は知らねど 要旨 >>> 秋風が吹いて木の屑が千江の浜辺に打ち寄せられるように、私の心はあなたに寄せられました。行く末を知ることはできないけれど。 鑑賞 >>> 男の誘いのままに靡いた女の心をうたっています…