秋風の千江の浦廻の木積なす・・・巻第11-2722~2724

訓読 >>> 2722吾妹子(わぎもこ)が笠の借り手の和射見野(わざみの)に吾(われ)は入りぬと妹(いも)に告げこそ 2723数多(あまた)あらぬ名をしも惜(を)しみ埋(うも)れ木の下(した)ゆぞ恋ふる去方(ゆくへ)知らずて 2724秋風(あきかぜ)の千江(ちえ)の浦廻(うらみ)の木積(こつみ)なす心は寄りぬ後(…