白栲の袖の別れを難みして・・・巻第12-3213~3216

訓読 >>> 3213十月(かむなづき)しぐれの雨に濡れつつか君が行くらむ宿(やど)か借るらむ 3214十月(かむなづき)雨間(あまま)も置かず降りにせばいづれの里の宿か借らまし 3215白栲(しろたへ)の袖(そで)の別れを難(かた)みして荒津(あらつ)の浜に宿(やど)りするかも 3216草枕(くさまくら)旅行く君を荒…