高橋虫麻呂が珠名娘子を詠んだ歌・・・巻第9-1738~1739

訓読 >>> 1738しなが鳥 安房(あは)に継ぎたる 梓弓(あづさゆみ) 末(すゑ)の珠名(たまな)は 胸別(むなわけ)の ひろき吾妹(わぎも) 腰細の すがる娘子(をとめ)の その姿(かほ)の 端正(きらきら)しきに 花の如(ごと) 咲(え)みて立てば 玉桙(たまほこ)の 道行く人は 己が行く 道は行かずて 召(よ…