額田王と鏡王女の歌・・・巻第4-488~489

訓読 >>> 488君待つと我(あ)が恋ひをればわが屋戸(やど)のすだれ動かし秋の風吹く489風をだに恋ふるは羨(とも)し風をだに来(こ)むとし待たば何か嘆かむ 要旨 >>> 〈488〉あの方がいらっしゃるのを待って恋い慕っていると、私の家の戸口のすだれを動かして、ただ秋風が吹くばかり・・・。 〈489〉風が吹くだけで…