筑波嶺を外のみ見つつありかねて・・・巻第3-382~383

訓読 >>> 382鶏(とり)が鳴く 東(あづま)の国に 高山(たかやま)は さはにあれども 二神(ふたがみ)の 貴(たふと)き山の 並(な)み立ちの 見(み)が欲(ほ)し山と 神代(かみよ)より 人の言ひ継ぎ 国見(くにみ)する 筑波(つくは)の山を 冬ごもり 時じき時と 見ずて行かば 増して恋(こひ)しみ 雪消(ゆ…