君なくはなぞ身装はむ・・・巻第9-1776~1777

訓読 >>> 1776絶等寸(たゆらき)の山の峰(を)の上(へ)の桜花(さくらばな)咲かむ春へは君し偲(しの)はむ 1777君なくはなぞ身(み)装(よそ)はむ櫛笥(くしげ)なる黄楊(つげ)の小櫛(をぐし)も取らむとも思はず 要旨 >>> 〈1776〉たゆらきの山の頂の桜が咲く春になったら、あなた様は思い出しても下さ…