我が屋戸の夕影草の白露の・・・巻第4-593~595

訓読 >>> 593君に恋ひ甚(いた)も術(すべ)なみ奈良山(ならやま)の小松が下に立ち嘆くかも 594我が屋戸(やど)の夕影草(ゆふかげくさ)の白露の消(け)ぬがにもとな思ほゆるかも 595我が命の全(また)けむ限り忘れめやいや日に異(け)には思ひ増すとも 要旨 >>> 〈593〉あなたが恋しくてどうしようもなく、…