宵に逢ひて朝面無み・・・巻第1-60

訓読 >>> 宵(よひ)に逢ひて朝(あした)面(おも)無(な)み名張(なばり)にか日(け)長き妹(いも)が廬(いほ)りせりけむ 要旨 >>> 宵に共寝をして、翌朝恥ずかしくて会わせる顔がなく、隠(なば)ると言う、その名張で、旅に出て久しい妻は仮の宿をとったことだろうか。 鑑賞 >>> 長皇子(ながのみこ)…