大和の国のこころ、万葉のこころ
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遣新羅使人の歌(12)・・・巻第15-3615~3616
訓読 >>> 3615我(わ)がゆゑに妹(いも)嘆くらし風早(かざはや)の浦の沖辺(おきへ)に霧(きり)たなびけり 3616沖つ風いたく吹きせば我妹子(わぎもこ)が嘆きの霧に飽(あ)かましものを 要旨 >>> 〈3615〉私のために彼女が溜息をついているらしい。ここ風早の浦の沖に霧が一面に立ち込めているのを見ると。 …