遣新羅使人の歌(11)・・・巻第15-3610~3614

訓読 >>> 3610安胡(あご)の浦に舟乗りすらむ娘子(をとめ)らが赤裳(あかも)の裾(すそ)に潮(しほ)満つらむか 3611大船(おほぶね)に真楫(まかぢ)しじ貫(ぬ)き海原(うなはら)を漕ぎ出て渡る月人壮士(つきひとをとこ) 3612あをによし奈良の都に行く人もがも 草枕(くさまくら)旅行く船の泊(とま)り告…