大和の国のこころ、万葉のこころ
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遣新羅使人の歌(15)・・・巻第15-3625~3626
訓読 >>> 3625夕(ゆふ)されば 葦辺(あしへ)に騒(さわ)き 明け来れば 沖になづさふ 鴨(かも)すらも 妻とたぐひて 我(わ)が尾には 霜(しも)な降りそと 白たへの 羽(はね)さし交(か)へて うち払ひ さ寝(ぬ)とふものを 行く水の 帰らぬごとく 吹く風の 見えぬがごとく 跡もなき 世の人にして 別れにし 妹…