遣新羅使人の歌(16)・・・巻第15-3627~3629

訓読 >>> 3627朝されば 妹(いも)が手にまく 鏡なす 御津(みつ)の浜(はま)びに 大船(おほぶね)に 真楫(まかぢ)しじ貫(ぬ)き 韓国(からくに)に 渡り行かむと 直(ただ)向かふ 敏馬(みぬめ)をさして 潮(しほ)待ちて 水脈引(みをび)き行けば 沖辺(おきへ)には 白波高み 浦廻(うらみ)より 漕(こ)…