春草を馬咋山ゆ・・・巻第9-1707~1708

訓読 >>> 1707山背(やましろ)の久世(くせ)の鷺坂(さぎさか)神代(かむよ)より春は張りつつ秋は散りけり1708春草(はるくさ)を馬(うま)咋山(くひやま)ゆ越え来(く)なる雁(かり)の使(つか)ひは宿(やど)り過ぐなり 要旨 >>> 〈1707〉山城の久世の鷺坂には、遠い神代の昔から、春になると木々が芽吹…