春日野を背向に見つつ・・・巻第3-460~461

訓読 >>> 460栲角(たくづの)の 新羅(しらき)の国ゆ 人言(ひとごと)を よしと聞かして 問ひ放(さ)くる 親族兄弟(うがらはらがら) なき国に 渡り来まして 大君(おほきみ)の 敷きます国に うちひさす 都しみみに 里家(さといへ)は さはにあれども いかさまに 思ひけめかも つれもなき 佐保(さほ)の山辺(…