一重の衣を一人着て寝れ・・・巻第12-2853~2854

訓読 >>> 2853真玉(またま)つく遠(をち)をし兼ねて思へこそ一重(ひとへ)の衣(ころも)ひとり着て寝(ぬ)れ 2854白栲(しろたへ)の我が紐の緒(を)の絶えぬ間に恋結びせむ逢はむ日までに 要旨 >>> 〈2853〉私たちの将来のことを考えるからこそ、薄い一重の衣を一人寂しく着て寝ているのです。 〈2854〉私の…