妹がため我れ玉拾ふ・・・巻第9-1665~1666

訓読 >>> 1665妹(いも)がため我(わ)れ玉 拾(ひり)ふ沖辺(おきへ)なる玉寄せ持ち来(こ)沖つ白波(しらなみ) 1666朝霧(あさぎり)に濡(ぬ)れにし衣(ころも)干(ほ)さずしてひとりか君が山路(やまぢ)越ゆらむ 要旨 >>> 〈1665〉妻のために私は玉を拾おう。沖にある玉をこの海辺まで届けよ、沖の白波…