雲隠り行くへをなみと・・・巻第6-984

訓読 >>> 雲隠(くもがく)り行くへをなみと我(あ)が恋ふる月をや君が見まく欲(ほ)りする 要旨 >>> 雲に隠れて行方が分からないと、私が心待ちにしている月を、あなたも見たいとお思いでしょうか。 鑑賞 >>> 豊前国の娘子の「月の歌」1首。題詞の脚注に「娘子の字を大宅(おほやけ)という、姓氏は分からない…