大夫の寿く豊御酒に・・・巻第6-989

訓読 >>> 焼太刀(やきたち)の稜(かど)打ち放ち大夫(ますらを)の寿(ほ)く豊御酒(とよみき)に我れ酔(え)ひにけり 要旨 >>> 焼いて鍛えた太刀のかどを鋭く打って、雄々しい男子が祈りをこめる立派な酒に、私は酔ってしまった。 鑑賞 >>> 題詞に「湯原王(ゆはらのおおきみ)の打酒の歌」とあり、酒を打…