帰ります間も思ほせ我れを・・・巻第10-1890

訓読 >>> 春山(はるやま)の友鶯(ともうぐひす)の泣き別れ帰ります間(ま)も思ほせ我(わ)れを 要旨 >>> 春山のウグイスが仲間同士で鳴き交わして別れるように、泣く泣く別れてお帰りになるその道すがらの間でも、思って下さい、この私のことを。 鑑賞 >>> 『柿本人麻呂歌集』から「春の相聞」。「相聞」は…