湯原王と娘子の歌(2)・・・巻第4-634~635

訓読 >>> 634家にして見れど飽かぬを草枕(くさまくら)旅にも妻(つま)とあるが羨(とも)しさ 635草枕(くさまくら)旅には妻(つま)は率(ゐ)たれども匣(くしげ)の内の珠(たま)をこそ思へ 要旨 >>> 〈634〉私の家でお逢いするときは、いつも飽き足らずにお別れしますのに、あなたは旅にまで奥様とご一緒だ…