大和の国のこころ、万葉のこころ
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湯原王と娘子の歌(3)・・・巻第4-636~637
訓読 >>> 636わが衣(ころも)形見に奉(まつ)る敷栲(しきたへ)の枕を離(さ)けず巻きてさ寝ませ 637わが背子(せこ)が形見の衣(ころも)妻問(つまどひ)にわが身は離(さ)けじ言(こと)問はずとも 要旨 >>> 〈636〉私をしのぶための衣を差し上げよう。あなたの寝床の枕元に離さず身につけておやすみなさい…