中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌(1)・・・巻第15-3723~3726

訓読 >>> 3723あしひきの山路(やまぢ)越えむとする君を心に持ちて安けくもなし 3724君が行く道の長手(ながて)を繰(く)り畳(たた)ね焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも 3725わが背子(せこ)しけだし罷(まか)らば白たへの袖(そで)を振らさね見つつ偲(しの)はむ 3726このころは恋ひつつもあらむ玉櫛笥(たま…