東歌(27)・・・巻第14-3459

訓読 >>> 稲つけば皹(かか)る我(あ)が手を今夜(こよひ)もか殿(との)の若子(わくご)が取りて嘆かむ 要旨 >>> 稲をついて赤くひび割れた私の手を、今夜には、お屋敷の若様がお取りになって、かわいそうにとお嘆きになるのでしょうか。 鑑賞 >>> 「稲つけば」は、籾殻を除くために籾を臼でつくことで、当…