たらちねの母が手放れ斯くばかり・・・巻第11-2368

訓読 >>> たらちねの母が手放れ斯(か)くばかり術(すべ)なき事(こと)はいまだ為(せ)なくに 要旨 >>> 物心がつき、母の手を離れてから、これほどどうしていいか分からないことは、未だしたことがありません。 鑑賞 >>> 『柿本人麻呂歌集』から、「正述心緒(ありのままに思いを述べた歌)」。「たらちねの…