くはし妹に鮎を惜しみ・・・巻第13-3331~3332

訓読 >>> 3331こもくりの 泊瀬(はつせ)の山 青旗(あをはた)の 忍坂(おさか)の山は 走出(はしりで)の 宜(よろ)しき山の 出立(いでたち)の くはしき山ぞ あたらしき山の 荒れまく惜(を)しも 3332高山(たかやま)と 海とこそば 山ながら かくも現(うつ)しく 海ながら しか真(まこと)ならめ 人は花物(…