中臣宅守と狭野弟上娘子の贈答歌(4)・・・巻第15-3736~3744

訓読 >>> 3736遠くあれば一日(ひとひ)一夜(ひとよ)も思はずてあるらむものと思ほしめすな 3737人よりは妹(いも)ぞも悪(あ)しき恋もなくあらましものを思はしめつつ 3738思ひつつ寝(ぬ)ればかもとなぬばたまの一夜(ひとよ)もおちず夢(いめ)にし見ゆる 3739かくばかり恋ひむとかねて知らませば妹(いも)を…