わが行きは七日は過ぎじ・・・巻第9-1747~1748

訓読 >>> 1747白雲(しらくも)の 龍田(たつた)の山の 瀧(たき)の上の 小椋(をぐら)の嶺(みね)に 咲きををる 桜の花は 山高み 風しやまねば 春雨の 継ぎてし降れば ほつ枝(え)は 散り過ぎにけり 下枝(しづえ)に 残れる花は しましくは 散りな乱(まが)ひそ 草枕(くさまくら) 旅行く君が 帰り来るまで 17…